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手に持ってる、ペン型カメラをチラ見する湖南さん。

「テーブルの上にあるペン入れに仕掛けた方は、きみ達の足元を録画出来ないから緋露君に顔から足元まで映してもらった」

「「ッ…。」」

「そこでだ
きみ達に選択肢をやろう」

「選択肢…？」

文彦は、湖南さんに訝しい表情を向ける。

「１つは、映像を解析して証拠を突きつければ、威力業務妨害の罪できみ達は俺に逮捕される
もう１つは、店長の計らいで自分達のした罪を正直に吐いてこの店に２度と来ないなら、厳重注意で済ましても良いと言ってるんだけど」

「「……。」」

２人は、お互いの顔を見合って頷く。

「ゴメンなさい、全て俺達の仕業です…。」

「どうか、逮捕だけはご勘弁を…。」

文彦と今彼は、店長と湖南さんに頭を下げた。

その結果、文彦と今彼は店長と湖南さんに説教されて、店を出て行った。