テキストサイズ

大型犬との夏波乱

第5章 ~訪れる平和~

「ヤンス」

「はいでヤンス」

ヤンスと呼ばれた警官が、一歩前へ出る。

「ランス」

「はいでランス」

ランスと呼ばれた警官も、同じく一歩前へ出る。

「2人を、威力業務妨害の罪で逮捕しろ」

「「ヤ(ラ)ンス~!!」」

こうして、俺と今彼は逮捕された。

◇梅田喫茶店・店内◇

-小太郎視点-

湖南さんが店を出てしばらく経ち、大喜君と朝陽君の勤務時間が終了する。

「緋露君って、どこの空手道場で教員してるんだっけ?」

「如月流空手道場って、名前のとこですよ」

僕と緋露君は、2人が着替え終わるまでの間、店内で喋りながら待っている。

◇梅田喫茶店・スタッフルーム◇

-大喜視点-

「大喜さん、今日はぐっすり寝れそうっすか?」

「おう!
問題は、全て解決したからな♪」

これでもう、文彦の事で悩む必要もなくなり、本当に良かった。

俺と朝陽は、着替え終わってスタッフルームを出た。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ