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第6章 Valentine's day


しかしまぁこの場合はどのリアクションが正しいのだろうか

①やぶさかではないので、このままスタミナ5リラに挑む形で誘いに乗る(但し明日の体調は考えないこととする)
②自分もチョコレートを肴に酒を飲み、全力で酔う(二日酔いその他もろもろ覚悟した上で)
③物理的、精神的に手綱を握る(それはそれで新しくてイイかもしれない)
④無視(但し明日の木兎さんのテンションは保証されない)
⑤…

スパァーーーン

なかなか良い案が浮かばないままにわさわさと頭を洗い続けていると風呂の扉が勢いよく開いた

「あかあし一緒にはいろ!」



…⑤風呂でいちゃつく(new!!)



扉が勢いよく開く音の驚きで止めていた、頭を洗う両手を再び動かして返答する

「チョコレートはどうしたんですか?」

「まだ半分残ってる!お酒はからになった!」

「そうですか」

言いながら蛇口を探してひねる

頭を流してから顔をあげる

「どうしますか?」

「ふぇ!?」

ふぇてかわいいな…大エース様とは思えない…

「今日俺とセックスするんですか?しないんですか?」

「する!俺あかあしとセックスする!」

興奮した様子の木兎が一歩、また一歩と赤葦に近づいて大きな瞳がこぼれ落ちるんじゃないかというほど見開かれる

「…どこで?」

赤葦にフッと笑われながらそんなことを言われた木兎は湯に浸かってもいないのに茹で上がる

「ごごでずる゛!!」

あまりの興奮に力みすぎてしまったようだ

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