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第6章 Valentine's day
と言うのも、普段から赤葦は木兎よりも淡白だからである。
赤葦の場合、セックスは好きだが、そんなにしなくても…というか自分から誘うって照れるよね。と思っている
一方の木兎は年中発情期かのようにセックスをしたがる
このような二人であるため、基本誘うのは木兎。
だから、先ほど赤葦がチョコレートを渡しただけで、(入れ知恵をされた)木兎が赤葦に誘われたと興奮したのは仕方がない
「でも俺、なんの準備もしてませんよ?」
「お゛でがずる゛!」
「ちょっと木兎さん一回深呼吸してください。
…俺どうしたら良いですか?」
「か、かべ…に手をついてください…あ、立って…あかあし、立ち上がってお願い」
…わざと座ったまま壁に手をつくとさすがに悲しそうな顔をされて懇願された
なかなかイイ反応だなと思いながら立ち上がって壁に手をつく
