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第6章 Valentine's day



「…続けるよ?」

「はい。おねがいします」

お湯が適温になったのを確認した木兎は赤葦の横にしゃがんで表情をうかがい、赤葦の言葉に頬を染める

「お、おじゃましまー…す」

赤葦の尻穴に傾けられたシャワーヘッドのお湯と木兎の男らしい指が浸入する

木兎の指なんかより大きなモノを何度も飲み込んできた赤葦のそこは、2本目の指が入口に触れるとその侵入を許すように緩む

その、赤葦のようで赤葦らしからぬ動きに木兎はひどく興奮して、熱い、獣のようなため息をつく

「あかあし、今日、ここ、全く洗ってねぇの??」

普段、自分にそこを触らせるときは洗浄その他もろもろの準備はほぼ完璧に(拡張は木兎がしたがる)してくる赤葦のなんの準備もしていない宣言を思い出した瞬間にそんなことを口走っていた

「そ、うですね、朝、トイレでウォシュレット使ったっきりですかね」

木兎にやった目線を少し恥ずかしそうにタイルの目に戻した赤葦が愛しくて木兎は赤葦の背中にキスを落とした

「なか、みたい。みていい?」

「あ…やだ汚いから…」

「なんで。」

下を向いた赤葦の耳元に唇がくるようにふわりと抱きついた木兎が囁く


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