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＊Nside＊

もう１つのプレゼントは、智の両親からのビデオレター。
本当は、サプライズで登場して欲しかったけど、恥ずかしいし予定があるからと断られてしまったが、ビデオレターは快く承諾してくれた。

ビデオレターでは、智のお母さんが一呼吸おき、また話しはじめた。

智母『…そして誕生日が近づいてくるとお約束のように毎回聞くあの言葉。
あれを聞くたび、お前を産んだ時のことを思い出すよ。そして、毎年お前を産んで良かったし幸せって思う。
智…いつも生まれてきてくれてありがとう。これからも、私の自慢の息子でいてください…』

智父母『37歳の1年も幸せであることを祈っています」

バイバイと、手を振っている智の両親。
ビデオレターが終了し、智の方に視線を移す。目を真っ赤にしている智を、大号泣している相葉さんが抱きしめていた。

雅「ぐすっ…リーダー、素敵な両親だね…。ねえ、いつものあの言葉、画面の中だけど両親に言ってあげてよ」

翔「智くん、聞きたいな」

翔くんにも言われ、俺をチラッと見た智に、頷き返した。