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はっぴぃえんど⁈

第26章 story26 すぷりんぐ☆ふらわー


潤「ねぇ、翔?なんかあった?それとも何か悩んでる?」

「えっ、別に何もないけど…」

潤を好き過ぎで悩んでるなんて、絶対に言えない。

潤「翔?嘘はダメだよ。お互い隠しごとはしない約束でしょ」

それは、二人で暮らし始める時決めたこと。

「あのね…」

意を決して、胸に秘めた想いをはきだすこにとにした。

話をウンウンと頷きながら聞いてくれる潤。全てを聞き終えると俺の額をピンと人差し指で弾かれた。

潤「そんなの俺だってしょっちゅうだよ。ZEROで隣に座っている村尾さんにだって嫉妬する…。でもさ、それって、お互いを、信じてないとかじゃなくさ、単純に愛してるからじゃない?」

「でも…そんな愛って重くない?」

潤「重いとはちがうかな?きっとそれって深いだと思うよ」

「深い?」

潤「そう、深い愛…。自分が幸せになる事だけを考えているのが重い愛、相手の幸せを願うのが深い愛だと思うんだ。相手の幸せを考えてるから、嫉妬している自分が醜く見えるんだよ」

「けどさ、嫉妬してる時点で相手の幸せを願ってないような…」

首を傾げた俺の額を、またピンと弾かれる。

潤「翔が自分の気持ちを優先してたらさ、きっと監禁されてるな…。純真な気持ちだからこそ嫉妬もするし、愛してるのに、少しも嫉妬されない方がさ、おかしくない?」


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