Baby love
第1章 まさかの関係?
ムスっとしたままの潤の頭をポンポンと撫でる。
何でだろうな、潤が不機嫌に拗ねると、反対に俺の機嫌が良くなっていく気がする。
面白いんだもん、潤の反応が。笑
M「別にいいけど。」
S「ん?」
M「掃除くらいしてあげるよ。
あんな部屋じゃ女の子も呼べないだろうしな。」
撫でられたまま、潤がポソリと言った。
なにコイツ可愛いな!
S「潤〜!生意気に可愛く育ったなぁ!」
ガバッと抱き着くと激しい抵抗をされる。
M「はぁ?!2つしか違わないのにガキ扱いすんなよ!!
離れろ気持ち悪い!!」
真っ赤になって俺を押し返すもんだから、俺も意地になって押さえ込む。
S「ふふふ・・・そういや、本気で力比べした事無いな?」
押し倒すような形で、潤を見下ろす。
M「・・・どけって。」
S「俺に勝てる?」
ニッコリ笑った俺を、潤がキッと睨み上げる。
ふふ、やっぱり潤が怒ってんの可愛いなぁ。
ホントにちょくちょく家に来てくれたら良いのに、なんて思いながら潤を押さえる手に力を込めた。