Baby love
第1章 まさかの関係?
ハイ。
俺が覚えてんのココまで。
おかしくない?
俺押し倒してたよね?
怒ってる潤を押し倒してたよね?
続きを想像するのが怖い・・・
M「ちょっと、大丈夫?」
黙ったまま動かない俺に、心配そうに声をかけてくれる。
寝室の入り口から、近付いて来ようとしない潤にますます不安になる。
お前も戸惑ってるのか?
俺とこんな事になっちゃって戸惑ってるのか?!
S「潤・・・・・」
M「なに。」
いくら相手が男の潤とはいえ、酔った勢いでヤッちゃうなんて俺はどう責任を取れば良いのか・・・
バッと立ち上がって潤の元へ近付く。
少し頬を染めて潤が目を逸らした。
ああ、やっぱり・・・
S「悪い・・・体、大丈夫か?」
M「・・・は?」
S「その・・・初めてだったろうし、色々と、」
M「何言ってんの?」
キョトンとした潤が俺を見つめる。
睫毛なげーな。
って今はそんな事考えてる場合じゃない。
S「ナニって・・・昨日、俺お前と・・・、」
ゴニョゴニョと口ごもる俺をしばらく怪訝な顔で見ていた潤が、ハッと顔を赤くした。
M「何考えてんだよ!」
S「え・・・ヤッてねーの?」
口をパクパクさせながら、ますます真っ赤になって俺を睨む。
M「当たり前だろ!バカじゃねーの?!」
S「だって、何で俺パンツ一丁?!
お前もさっき俺見て赤くなったし・・・」
M「あ、赤くなってねーよ!」
S「目逸らしたじゃん!」
M「それはっ・・・ああもう近付くな!
向こういるから、落ち着けてから来い!!」
S「ちょっ・・・潤!!」
バタンとドアを閉めて行ってしまった潤。
ホントにヤッて無いのか?
てか落ち着けてから来いって・・・
S「ハッ!!」
朝だもん・・・
飲んだ翌日だし・・・
パンツ一丁の俺のフロントは、
でっかいテントを張っていた。