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Baby love

第10章 キスの続き。




M side



M「誘ってしまった・・・」



N「ん?」



M「翔くんに、今日デートしようって誘われて・・・
俺、あのときの続きしてくれるならって言っちゃったんだよ。
こないだの、キスの続きがしたくて・・・」



N「・・・大胆だなぁ潤くん!」



カズがきゃーっと言って両手で口を覆う。
女子かお前は。



N「キスの続き、かぁ。
翔さんの事だから、変態妄想スイッチ入ってんじゃないの?笑」



M「・・・やっぱそう思うか?」



俺はただ、キスがしたいと思って言ったんだけど。
続きって言葉が曖昧過ぎた。
キスの次のステップと捉えられていたら・・・



M「自信無ぇよ〜・・・」



まさか自分が男を相手にする事になるなんて思ってなかった。
なんの知識も覚悟も無い。



N「それで俺に相談ってわけねぇ。」



その通り。俺超困ってる。



M「翔くんにあんま痛い思いさせたくないしさ・・・
なんかコツとかあんのかなって思って聞いてみたかったんだ。」



N「は?」



M「え?」



カズが目を見開いて固まっている。



M「カズ?」



N「・・・いや、ゴメン。えっと・・・
翔さんを、抱きたいの?」



M「え・・・・・」



・・・どうなんだろう。
そういえば、なんとなく俺が抱く側だと思ってしまってたけど。
翔くんに貰った指輪がキラッと光る。



M「これ、翔くんはどういうつもりなんだろう。
自分が抱くっていう意思表示??」



だとしたら、受けとちゃった俺は女役決定なのか??



N「そういうつもりで渡したんじゃないとは思うけど・・・
あの人意外と単純だから。
プロポーズ=婚約指輪だったんでしょ。」



プロポーズ・・・



N「また顔赤くしないでくれる?
俺、潤くんに先越されたのまだショック引きずってんだけど!」



ぷくっと頬を膨らませてカズが拗ねる。











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