
Baby love
第10章 キスの続き。
S「・・・なに。」
M「これ片付けてから。」
S「え?」
テーブルに残されたままの食器たち。
M「片付けとくから、翔くん寛いでて?」
S「いやいや、片付けなんて後でいーだろっ。」
俺もうキスの事しか頭に無いんだけど!!
M「後においといたら面倒だろ。
あ、お風呂入ってくる?用意するよ。」
ウソだろ・・・
ホントにお預けなのか。
S「・・・シャワーで良い。」
M「パンツ持ってきた?」
S「・・・・・・うん。」
お風呂の場所分かるよね?とニッコリ笑う潤は、さっさと行けと言わんばかりに俺の肩をポンと叩く。
S「行ってきます・・・」
確かに、先に風呂済ませてた方が楽だけど。
食べ終わってすぐに片付けるから潤の家はキレイなんだな。
納得。
M「・・・翔くん。」
トボトボと歩き出した俺を、潤が呼び止める。
S「なに、んむっ・・・」
振り向いた瞬間に唇を塞がれて、変な声が出てしまった。
M「そんな寂しそうな顔しないでよ。」
キスをしながら潤が囁く。
S「んんっ・・・!!」
強引に潤の舌が割り込んできて、俺の口内をベロリと舐め上げた。
M「・・・あとで、いっぱいキスしよう?
もうチョット待ってね。」
キスの距離で真っ直ぐに見つめられて、心臓がピョンと跳ねる。
イケメーーーン!!!!!
じゃあ、と食器を片付けに戻った潤の後ろ姿を見送る。
形の良いお尻に目がいってしまって慌てて目を瞑った。
いかん。いかんぞ俺!!
S「今日は抜きっこ止まりなんだからーーー!!!!!」
M「え?!」
まさか声に出てたなんて知らない俺は、とりあえず早くシャワーを済ませようとダッシュで風呂場へ向かった。
