
Baby love
第11章 恋人自慢大会の悲劇。
ヤバーい!とグラスを持ったままケラケラ笑う雅紀。
おい、酒が零れてるぞ。
A「ちょっと翔ちゃん興奮しすぎ!
ビール零れてるって!」
あ、俺も零してた。
2人で爆笑しながら、お互いの恋人の自慢が止まらない。
A「そのうちダブルデートとかしたいねぇ♡」
S「それ良いじゃん!
潤とニノ仲良いからなぁ。
2人でキャッキャ笑ってそう♡」
A「くふふ♡あの2人ね、くっついてんの可愛いよね♡」
S「分かる・・・!!
なんつーか、目の保養!!」
ぎゃははははと笑う雅紀は完全に酔っ払いだ。
A「でも、翔ちゃんとにのがイチャついてたら怒るよ俺!」
S「はぁ?!ふざけんな何でだよっ。笑」
A「だって翔ちゃんエロいもーん!
可愛いにのちゃんなんてすぐ食べられちゃいそう!!」
S「じゃあ俺も雅紀と潤がイチャつくのは許さん!」
A「俺と松潤がイチャつく訳ないじゃん!笑」
S「あー、ニノは誰にでも甘えるもんなぁ。」
俺もキスされた事あるし?と、意地悪く笑って言えば、雅紀がぎゃーっと言って頭を抱える。
A「翔ちゃんっ!それ地雷!!」
S「あはははははっ、甘えたな恋人持つと大変だなぁ雅紀!笑」
A「もうっ、結構笑い事じゃないからそれ!」
ホントに心配でしょうがないよ〜!と叫ぶ雅紀が面白い。笑
A「ちょっと!笑いすぎじゃない?!」
ぷんぷんと怒って俺が飲もうとしていたグラスを雅紀が奪う。
S「あっ、おい何すんだよ!」
A「にのちゃんのキス返してもらおっかなぁ。」
S「はぁ?」
鼻先が触れそうな所まで近付いてきた雅紀の顔。
ニヤリと笑って、俺の後頭部に手をまわす。
A「いただきまーす♡」
S「ちょ、おいっ。」
ぶちゅっと押し付けられた唇に、本気で焦り出す。
S「んんっ、やめ・・・」
A「翔ちゃんの唇やわらかー♡」
アホか!!
こいつ酔い過ぎだ!!
