
Baby love
第11章 恋人自慢大会の悲劇。
S「ふざけんなよ雅紀!」
A「だって、俺のにのちゃんにキスしたじゃん!」
S「んな昔の話引っ張り出してくんな!」
A「掘り返したの翔ちゃんじゃん!」
・・・確かに。からかいすぎたか。
A「松潤にチューしてやりたいけど、いないから翔ちゃんが身代りね♡」
S「そうはいくか!」
俺に覆いかぶさろうとしてきた雅紀の腕を取って、反転させた。
S「俺、受けじゃねーから。
キスしたいならしてやるよ。」
A「くふふっ、男前だね翔ちゃん。笑」
俺の下でおかしそうに笑う雅紀。
S「てか、潤にキスなんか許さねーからな。」
A「ダメって言われたらしたくなるよね?」
S「は?!じゃあその前に俺がニノにキスする!」
A「はぁー?!翔ちゃんはもう1回してるじゃん!!」
ジタバタと暴れ出した雅紀を押さえ付けて、さっきされたように顔を近付ける。
S「じゃあ、今度どっちが早くキスできるか勝負しようぜ。
俺がニノにキスするか、お前が潤にキスするか・・・」
A「・・・良いよ!恨みっこナシだからね!!」
お互いニヤリと笑った瞬間、ガチャっとリビングのドアが開いた。
雅紀と2人で音の方へ向くと、そこには呆然としたニノと・・・あれ、潤もいる。
N「・・・何やってんの。」
M「・・・・・」
バッと雅紀と顔を見合わせる。
さっき勝負をかけたところだ!!
なんてタイミングで2人とも現れるんだ!!
A「松潤!!」
M「え、俺?」
勢い良く起き上がった雅紀に、負けじと俺も体勢を整える。
S「ニノ!!」
N「え?」
ニノの手を引っ張って、俺の胸に抱き留める。
戸惑いながら顔を上げたニノに思い切り唇を押し付けた。
N「んんっ?!」
チラリと横を見ると、雅紀が潤にキスをしていた。
潤が暴れるのを見越してか、壁に腕を押さえ付けている。
逃げ場の無い潤はされるがままに唇を貪られて・・・って!
雅紀のやつ舌入れてねーか?!
M「んん!!んぁっ・・・」
潤もエロい声出してんじゃねーよ!
クソ!!
N「ちょっと!何すんの!!」
ぷはっと唇を離して、ニノが怒っているが知ったこっちゃねー!!
俺もニノを鳴かせてやる・・・!!
