テキストサイズ

Baby love

第15章 お姫様の救出?




「このお見合いは、私からうまくお父様に言っておきますから!
お2人はどうぞ幸せになってください♡」



M「ありがとう。」



潤がニッコリと笑ってウィンクする。
彼女、真っ赤になって完全にくらっちゃってんじゃねーか。



M「翔くん。
これで俺たち、一緒になれるね。」



スルリと俺の腰を撫でる潤。



「きゃーーーッ♡」



おしとやかなお嬢さまだと思っていたが、俺にイチャついてくる潤を見てさっきからやたらとハイテンションだ。



なにこれ。



その時、またバン!と大きな音をたててドアが開いた。




N「・・・潤くんまだいたの?」



O「なにイチャついてんだお前ら。」



S「ええ?!」



ニノと、智くん・・・?!



M「・・・ちょっと、予定変更。」



ふふ、と笑った潤は、そのまま俺を抱え上げた。



S「ええ?!ちょっと、何やってんだ!」



お姫様抱っこはさすがに無いって!



思わず暴れたが、落ちそうになって慌てて潤の首に抱き付いた。



M「可愛いなぁ、翔くんは。
俺のお姫様・・・♡」



S「・・・・・」



チュッ・・・とおでこにキスをされて、
思わずプリンセス気分になるところだった。危ない。



S「潤!おろせ!」



M「おろさないよ。
今から翔くんを攫ってくんだから。
しっかりつかまってろよ?」



ニッと笑って俺を抱えなおすと、足でドアを蹴って廊下に飛び出した。




S「ウソぉーーーーー?!」




このまま出てくの?!
お姫様抱っこで?!



潤に抱えられたまま後ろを振り向くと、ニノが笑顔でヒラヒラと手を振っていた。










ストーリーメニュー

TOPTOPへ