
Baby love
第15章 お姫様の救出?
N side
観念したのか、おみやげの缶コーヒーを手にした。
O「何でこの時期にアイスなんだよ!」
N「目覚めたでしょ。
さっきも言ったけど、作戦は超単純。」
上着を1枚羽織って、冷たい缶コーヒーを飲む大野さん。
ふふ、作戦が成功したら温かいコーヒーあげるから。
N「潤くんは翔さんを攫う係。
俺は万が一の時の両家の足止め係。
大野さんは相手の令嬢をたらしこむ係。
相葉さんは外で車で待機。運転手係。」
一息で話し終えると、大野さんが目を丸くして固まった。
O「たらしこむって何だ!」
N「潤くんが翔さん連れ出して、騒がれたら困るでしょ。
あなたの色気で何とかして下さい。」
O「色気なんかねーよ!」
N「何言ってるの。
本気出しゃ嵐イチの色男ですよ。」
これは本気で思ってるよ?
O「ふざけんなよ〜・・・
俺の役割すげー重いじゃん。」
N「リーダーなんだから!」
O「ニノのが上手いだろ絶対。
お前がたらしこめよ!」
N「相葉さんがヤキモチ妬いちゃうじゃん。
俺もう女の子に興味ないし。」
O「勝手だなぁオイ。」
N「それに、もしもの時にあなた両家の足止め出来る?」
O「・・・・・」
N「ハイ決定。時間の余裕無いから現地集合ね。
スーツ着てきてよ?」
O「・・・・・」
さー、俺もちょっと気合い入れなくっちゃな。
高級店だからまず大丈夫だろうけど、嵐が揃って騒ぎになったら一大事だ。
N「大野さん、がんばろーね!」
O「成功したら、猫耳でお酌しろよ。」
N「は?」
ほんと俺の猫耳好きだなー。
N「猫語のサービス付きでお酌してあげる♡」
やったー!と喜ぶ大野さん。
本気なのか冗談なのか分かんないんだよなこの人。笑
まぁいいや。
今日の夜は決戦だ。
きっとうまく行く。
成功したら、相葉さんに褒めてもらっていっぱい甘やかしてもらおう。
あんな事やこんな事お願いして、めちゃめちゃに愛してもらおうっと♡
