Baby love
第2章 問題のありすぎる2人。
潤の誤解がとけない・・・
なぜだ・・・
潤とヤッてしまったかと勘違いした事が、そんなにダメな事だったんだろうか。
なぜそれが不誠実な男のレッテルを貼られる事になるんだ。
自慢する事じゃないが、酔った勢いでセックスした事なんか無い。
きちんと順序を守るタイプだぞ俺は!
ああ、過去の彼女に証言を頼みたいくらいだ。
N「それは火に油を注ぐ事になるよ。」
S「え?!」
クスクスと笑いながら、ニノが俺の隣で酒を飲む。
あ、そうだ。
ニノと雅紀に誘われて飲みに来たんだった。
N「でも、翔さんがまさかそんな勘違いするなんて意外だなぁ。」
ニノの顔はもう赤く瞳がウルんでいる。
N「男同士でそんな展開、あなたの中じゃあり得ない事だと思ってたんだけど?」
確かに・・・
俺はノーマルだ。
相手が潤じゃなかったらそんな勘違いしなかったと思う。
S「そうだよな・・・」
N「んふっ♡潤くん、可愛かったのー?」
ニノが甘ったるい口調で俺を見上げる。
S「・・・いや、覚えてなくて。
てか何も無かったってあいつ言ってたしな。」
N「うわ。最悪この男。」
S「えぇ?!」
ニノが俺を猫パンチして睨む。
N「何もなかったのにあんな怒る訳ないじゃんっ。
ねー、あーばさん!!」
向かいに座る雅紀が苦笑いでニノからお酒のグラスを奪う。