テキストサイズ

Baby love

第2章 問題のありすぎる2人。




A「あれ?違うの?」



2人の会話聞いてて、そうなんだと思ったんだけどなぁ・・・と呟いて、ニノのホッペをむにむにとつまむ。



S「まさか・・・」



A「そーなんだ。ゴメンね、俺の勘違い。」



S「ほんと、何言ってんだ雅紀。」



ははは、と笑ったが、俺はちゃんと笑えていただろうか。



A「松潤、早く許してくれたらいいのにね〜。」



ニノから取り上げた酒を、グイっと飲んで雅紀が笑う。



俺も酒を煽ったが、なにも味がしなかった。



A「ちょっと、翔ちゃんまで潰れたら俺面倒見きれないよ?」




そんな事言わずに酔わせてくれ。



だって、おかしいじゃないか。
俺は男で、潤も男だ。



ニノみたいに可愛いタイプならいざ知らず・・・



いや、潤だって見た目は男らしいが中身はキュートだけども。



キュートってなんだ。
そんな目でみてないぞ俺は!!



A「翔ちゃーん?」



S「・・・・・。」



雅紀の腕の中で、胸をキュッと掴んで眠るニノ。
もしあれが潤だったらどうか想像してみよう。




・・・・・いいねぇ。




って違う!!
ゴンっとテーブルにおでこを打ち付けて突っ伏した。



A「え、怖い怖い!!」



あんな事、潤がする訳ねーじゃん。
じゃあ俺がする方?



S「もっとあり得ねーーー!!」



A「翔ちゃん落ち着いて!」



S「雅紀!!」



A「なに?!」



S「飲むぞ今日は!」



A「ちょっと、無茶しないでよ、コラ!!」



止める雅紀を無視してグイグイと酒を煽る。



A「・・・素直じゃないなぁ、翔ちゃんも。」



雅紀が呟いた気がしたけど、よく聞き取れなかった。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ