
Baby love
第21章 キケンな嵐飲み会。
M side
翔くんが予約してくれたお店は、
やっぱり落ち着いた雰囲気の良い所だった。
良くもまぁこんなに色々と知ってるもんだよ。
N「何飲もうかなー。」
O「好きなだけ飲んで食え。」
メニューを捲るカズの隣で
酒と料理を注文し終えると、
すでに寛ぎモードのリーダーが胡座をかいて微笑む。
座敷だし、そのうちリーダー寝ちゃうんじゃないか?
M「てかさ、ホントにリーダーの奢りなの?」
O「今日は、ニノと約束の日だからな。」
約束??
N「もー、しつこいな。
何でこんな事だけしっかり覚えてんのよ。」
O「ほれ、早く。」
促されて、しぶしぶカズがカバンから取り出したのは。
M「猫耳!!」
俺らがプレゼントした真っ黒の猫耳。
相葉ちゃんが随分と気に入って、しょっちゅうカズにつけさせてニャンニャンしてるって話だけど・・・
O「翔くんを見合いから救い出せたら、
猫耳つけてお酌するのが約束だったんだよな?」
M「え?!」
N「・・・まぁ、減るもんじゃ無いし良いけど。
コレで良いんでしょ。」
自分の頭に猫耳をつけて、テーブルに頬杖をついたカズ。
上目遣いにリーダーを見て、コテンと首を傾げる。
N「どぉですか?」
・・・まじで可愛いなカズ。
O「よし、コッチ来い。」
M「キャバクラじゃ無いんだから。笑」
酒を運んできた女将さんにも、
可愛らしいですね、とニッコリ微笑まれてナゼかリーダーが満足気。
そういや、猫耳買う時も
カズには絶対黒だと譲らなかったリーダー。
相当カズの猫耳を気に入ってるんだな。
可愛いと褒められご機嫌な様子のカズ。
相葉ちゃんが怒るだろうから、
あんまり酔わせない方が良いな。
気を付けてやらないと・・・
O「松潤、」
M「ん?」
カズの肩を抱いているリーダーが
ちょいちょいと手招きして俺を呼ぶ。
まじでキャバクラのエロおやじに見えてきたぞ。
