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Baby love

第3章 たぶん、恋をした。




メンバーとして、か・・・
当然だよな。



S「悪い。最近の俺はヒドイよな。笑」



ホントだよ、とおかしそうに笑う潤をキレイだと思ってしまった。




S「こないだの事、思い出したんだ。」



M「・・・・・え?」



S「買い物・・・約束してたのにゴメン。」



M「・・・・・・・・。」



少し、泣きそうに見えたのは気のせいだろうか。



S「まだ、あの約束は有効か?」



M「・・・無効。」



卵焼きを箸で半分に切りながら、潤が小さく呟く。



S「残念。」



ヤバい。本当に残念過ぎて、明るくリアクションしたいのに出来ない。


とりあえず謝るべき事はきちんと謝っておかなければ。



S「お前に無理やり抱き付いて眠ったのも、悪かった。」



バッと顔上げた潤が顔を赤くさせて俺を睨む。



M「思い出さなくて良かったのに、そんな事・・・。」



S「俺は思い出せて良かったよ。
潤に嫌われても仕方ないくらいの事しちゃったなって反省した。」



M「・・・・・・・別に。気にしてない。」



S「でも、誓って誰にでもあんな事しない。
潤だったからだよ。」



潤の瞳が戸惑いに揺れる。



M「何で・・・」



S「・・・何でだろう。
でも、雅紀やニノや智くん相手だったら、あんな事しなかっただろうなって思ったんだ。」



こんな言い方はズルいかな。



S「・・・お前だからだよ。」



ジッと潤を見つめると、揺れる瞳が潤み出す。
でも、俯いてしまったのですぐ見えなくなってしまった。





M「・・・そう。」



S「・・・うん。」



そのまま無言で食事をする俺達。








ねぇ、俺って今告白した感じ?
なんかそれっぽい感じを匂わせたつもりだったんだけど、こんな薄い反応だと思わなかった。



もしかして気付いてない?
てか俺なんで告白チックな事しちゃったんだ?






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