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Baby love

第3章 たぶん、恋をした。




M「あ。」



S「え?!」



M「翔くんのマネージャーにコッチ来てもらうように頼んであるから。
もうあんま時間無いんじゃない?」



S「え?!まじで?!」



そうだ、今日も当然の事ながら仕事だ!
時計を見て慌ててご飯をかき込む。



S「てかマネージャーに連絡してくれてるとか・・・すごい出来る男だなお前!!」



M「ふふ、まぁね。」



食器を下げながら得意そうに笑う潤が可愛い。
あと1分で着くとマネージャーから連絡が入って、バタバタと支度をした。



S「潤、まじでありがとう!」



玄関へ見送りに来てくれた潤にお礼を言うとにっこり笑ってくれる。



M「行ってらっしゃい。」



S「行ってきます!」



そっと肩に手を乗せると潤が驚いて俺を見る。



S「・・・ゴミ!ついてた。」



M「あ、ありがと。」



S「じゃあ!!」



慌てて玄関を出て、バクバクとなる心臓を押さえつける。



やべぇ。今ナチュラルに潤にキスしようとしてしまった。



俺はどうしてしまったんだ・・・



ふらつく足でマネージャーの車へ向かったが、



「あれ、櫻井さん顔色良いですね。」



なんて言われて、確かにそうだろうと納得する。



朝から美味い料理を食べて可愛い笑顔に癒されてきたんだ。
いつもの俺とは違うだろう。



ただひとつ気になる事は。




潤は俺をどう思ってるんだろう・・・?




せっかく作ってくれた朝食、もっとユックリ食べたかったな。




もっと美味しいって伝えれば良かったな。




S「・・・・・・・・・はぁ。」





さっき別れたばかりだというのに、
潤の顔が見たくて仕方なかった。










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