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Baby love

第3章 たぶん、恋をした。





N「なにヌルッとした告白してんだヘタレ野郎。」



S「・・・やっぱ告白になってる?」



いつもの楽屋。
俺は今腕を組んだニノに超睨まれている。



大きめの白いニットから覗く、首から鎖骨へのラインが何とも可愛らしいニノ。



この服は雅紀の趣味だろうな。
さすがニノが似合う服を良く分かってる。



N「翔ちゃんっ、聞いてんの?!」



腰に両手をかけてお怒りポーズのニノが、俺を翔ちゃんと呼ぶ。
雅紀の呼び方がうつってるんだ。



良いなぁ・・・
自分好みの服着てくれたり、呼び方や口癖がうつっちゃったり・・・
ほんと、ラブラブなカップルって感じ。



N「・・・聞けやコラぁーーー!!」



ニノに飛び付かれてハッとする。
ソファで俺に跨るように乗っかって、冷たい目で見下ろされた。



A「こーら、にのちゃん口が悪いよ?」



雅紀に抱えられて俺の上からどいたニノが、ぷくっと頬を膨らませている。



A「かわいー♡ぷにぷにホッペ♡」



両手でニノの頬を包んで、むにむにと動かすと、抵抗するニノが声を上げる。



N「もう、あいばしゃんっ、」



可愛いな!!
てかどんだけ甘々なんだよお前ら!!



S「羨ましすぎる・・・!!」



N「はぁ?」



ボテっとソファに顔を埋めた俺は、数日前の潤との朝食を思い返す。



向かい合って、爽やかな朝日を感じながら食べるご飯は最高に美味しかった。
結構自炊をしてるってのは知ってたけど、あんなに料理上手だったなんて。



ツンとしてるくせに、ふと目が合うとはにかむ笑顔がすごく可愛かった。





S「・・・可愛いなんて言ったら、あいつ怒るかな。」



ガキ扱いしてるわけじゃ無くて、本気で潤の笑顔が可愛いと思ってるんだけど。



もっと笑った顔が見たい。
しょおくんって甘い声で呼んでほしい。
俺の好みの服着せたり、口癖がうつっちゃったり・・・





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