Baby love
第30章 Baby love。
M「でも・・・」
潤の鼓動がより早まる。
少し震えている声に、泣いているんじゃないかと思ったけど。
M「もっと歳取ってからでも良いから・・・
挙げたい。結婚式・・・
約束してね?
絶対絶対、結婚式挙げよう?」
顔をあげた潤はハニカミながら可愛く笑っていてホッと安心した。
S「ああ、ちゃんと神様の前で誓うよ。」
M「ふふっ、楽しみ。
絶対忘れないでよ!!」
忘れねぇよ。
本当は今すぐにでも神様に叫びたいのに。
潤は俺の物なんだって。
S「今度、婚姻届取りに行くか。」
M「どこに出すんだよ。笑」
S「智くん。」
M「あははっ、受理してくれるかな。」
S「ついでに、結婚式のスピーチも頼んどくか。」
M「ふふふっ、断られたりして。」
幸せだろうなぁ・・・
家族やメンバーに祝福されながら、潤が可愛く笑っててさ。
でっかいウエディングケーキを皆で食べるんだ。
S「明日は、俺が朝ごはん作ってみようかな。」
M「ええ?!何いきなり。」
S「何か今そう思った。」
皿洗いが出来るようになったんだから、料理も出来るかもしれないじゃん。
S「潤が一緒だったら、俺なんでも出来る気がする!」
M「なにそれ。笑」
S「共働き夫婦だからな。
家事も分担しないとだろ?」
俺、良い旦那になりたいもん。
喜んでくれるだろうと思って潤を見ると、
クスクスと楽しそうに笑って俺の頬にキスをする。
M「円満夫婦でいたいなら、それはちょっと違うかな・・・」
S「え?」