Baby love
第4章 近付けない。
A side
M「・・・最近、翔くん彼女できたのかな。」
ポソリと小さな声で呟いた。
N「・・・え、あのヘンタ・・・翔さんに?」
M「うん・・・」
にのちゃん変態って言いかけたよね。
松潤も突っ込もうよ!好きな人でしょ?!
N「彼女なんかいないと思うけど?何で急にそんな事・・・」
M「・・・最近ご飯誘ってくんねーもん。」
N「はぁ?」
M「前まで、5日と開けずご飯や飲みに誘われてたのに。」
N「え、そんなしょっちゅうデートしてたの?
すごいな、翔さんったら。」
M「・・・デートじゃねーよ。
それに、俺の家泊まって以来、1回も誘われてない。」
N「潤くんが怒ってたからでしょ。
ヘタレな翔さんが誘えるわけないじゃん。」
M「もう怒ってねーし。」
N「・・・俺も大概だけどさ。
潤くんもワガママだよね〜。」
にのが呆れた顔でコーヒーをこくこくと飲む。
M「・・・こないだ、飲み会で女の子と楽しそうに話してた。」
N「話くらいするでしょ。」
M「翔くん酒癖わるいし・・・あの子お持ち帰りしたのかな・・・」
ぶっとコーヒーを噴き出したにのが、目を丸くして松潤を見る。
N「潤くんの口からお持ち帰りなんて言葉が出るなんて・・・」
M「バカにしてんのか。」
N「いやぁ、驚いた・・・てか、翔さんが女の子お持ち帰りなんかあり得ないって!」
おかしそうに笑うにのを、松潤がムッと睨む。