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Baby love

第4章 近付けない。




A side



M「分かんないだろ。
翔くんだって男だし、そんな気になる時だって・・・」



N「・・・何、“ 男の翔くん ”見た事あるの?」



ニヤリと笑ったにのがずいっと松潤に寄る。



N「そういえば、(ほぼ)裸で抱きしめられたんだっけ?
翔さんって良い体してるもんね・・・ねぇ、どうだったの。」



後ろ手で逃げる松潤に、押し倒しそうな勢いで迫るにの。
その体勢もそうだが、翔ちゃんを良い体だと言うのも聞き捨てならん!



M「は、裸じゃねーよ!
てか翔くんから聞いたのか?!」



N「あ、言っちゃった♡
まぁ良いじゃん、教えてよー。
ギュって強くされたの?それともふわっ優しく?」



M「バカかお前!!」



ついに松潤に跨って乗っかったにのが、んふふっとご機嫌に笑う。
俺はなぜ恋人のこんな場面を見学してるんだ・・・



N「ドキドキしたくせに・・・
良い加減素直になったら?
まだ意地張るなら・・・」



M「・・・なんだよ。」



N「こしょばす♡」



M「は・・・」



松潤に跨ったにのが、脇腹をこちょこちょと擽りだした。



M「あはははははっ・・・ちょ、やめ・・」



涙目になって抵抗する松潤を、にのが押さえつけてさらに擽った。
なにこの可愛い2人。



N「ほらぁ、素直になんない罰だよ?」



M「い、意味わかんねっ・・・
あはははっ、もうマジでムリっ・・・」



ソファの上できゃあきゃあ騒ぐ2人。
松潤ヘアセット崩れまくってるし、そろそろ止めた方がいいかな?



読んでるフリをしていた漫画を机に置いた時、ガチャっとドアの音がした。







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