Baby love
第4章 近付けない。
A side
O「・・・お、」
S「・・・・・」
じゃれ合うにのと松潤を見て、驚く2人。
そりゃそうだ。
にのが松潤押し倒してんだもん。
N「見られちゃったね、潤くん。」
M「良い加減どけって。」
N「・・・もうちょっとイジメたいなぁ。」
M「は?」
N「えい♡」
M「や、あははははっ・・・コラ!良い加減に・・・ちょ、ふははっ」
擽られんの弱いんだなぁ、もう息あがっちゃってんじゃん松潤。
A「にのー!もうやめときなって!」
声を掛けると、くるっと俺に振り向いたにの。
あれ、いたの?みたいな顔してんじゃねーよ。
N「はぁい。潤くん、大丈夫?」
M「はぁっ・・・はぁっ・・・カズ、後でやり返してやっからな。」
N「潤くんこわーい!」
涙目の松潤に睨まれたにのが、俺の元へ走り寄る。
ピトッとくっ付いて俺を見上げて、瞳を潤ませた。
俺が怒ってないか伺うにのが可愛い。
ふふ、怒ってないよ?
にのが松潤の為にやってる事くらい分かってる。
2人が心配なんだよね。
でも・・・ちょっと意地悪しようかな。
A「今日、にのん家に行くよ。」
静かに言うと、不安気に瞳を揺らしながらも嬉しそうな顔をする。
A「俺の機嫌の取り方、分かってるだろ?」
耳元で囁いてやれば、ポッと頬を染めて俺の胸に顔を埋めた。
N「ん、頑張る・・・」
恥ずかしそうに小さく呟いたにのがたまらなく可愛くて、ニヤける顔を隠しきれない。
今日はとことん可愛がってやる。
覚悟しとけよ、にの。