Baby love
第7章 触れる。
M side
翔くんに触れてほしい。
酔っ払ってるんだから、少しくらい困らせても良いよね?
そう思って、着替えさせてほしいなんてワガママを言ってみた。
翔くんだって俺にさせたんだ。
俺があの時どれだけドキドキしたか、思い知れば良いと思った。
なのに・・・ベッドにあがった翔くんに跨られて、まず焦った。
この体勢はまずくないか?!
しかも、俺を見下ろす翔くんがすごくセクシーで息が止まりそうになった。
くそ・・・カッコ良い。
ベッドの上に2人で居るってだけでドキドキするというのに、翔くんが俺のシャツのボタンをユックリと外していくから焦らされてるみたいで変な気持ちになる。
俺、ヤバイかもしんない。
下半身に熱が集まるのが分かる。
1番下のボタンを外されて、翔くんの手がシャツの中に入ってきた。
え?!
スルリと胸を撫でて肩に触れられる。
肩を抜こうとしてるんだって分かってるけど・・・手つきがやらしいんだよ!!
思わずビクっと体を震わせてしまって、恥ずかしくて死にそうだ。
そのうえ若干反応してる事に気付かれたら本気で死ぬ。
もう耐えられない!!
M「待って・・・やっぱ良い!
自分で着替える!!」
強引に起き上がると、翔くんが焦った声をあげる。
そりゃそうだよね、俺から着替えさせろって言ったのに・・・
酔っ払いの言葉だと思って許して!
ポカンとしてる翔くんに背を向けて、とりあえず自分で脱ぐ。
M「・・・・・・・・。」
どうしよう。
ズボン脱いだらちょっと反応してるのバレるかも。
てか翔くんを目の前に服脱いでくとか恥ずかし過ぎるんだけど。
ストリップかよ。