はじまりのyama
第4章 kiss+
~イイトコ~
キス……
キス………
そしてまたキス………
ナニコレ……
すごく気持ちイイ……
キスってこんなだったっけ?
おいらからしょおの唇を離し、自然な流れでおでこに、ほっぺたに、額に、鼻の頭にまでキスした。
その唇を首筋まて落とした時、一瞬息を飲んだしょおが叫んだ。
「んあぁっっ!?さ…と…しぃ……」
「ん…どぉしたの?しょお?」
「智…その…ソコぉ……俺ダメ……」
「ん…?ソコって…ココ?」
そう言って、もう一度首筋に口づけた。
舌先でちろっとイタズラしたら、
「はぁぁんっ……だか…ら…ソコ……智ぃ……っ」
「いやなの…?」
「ち…がう……イイのぉ……すごく……」
ちょっとハスキーな、しょおの声。
ゾクゾクした。
身体が一瞬で熱くなる。
おいらのキスで、こんなにも感じてくれるなんて……
「しょおのイイトコみっけ……」
「…智の……ば…か……」
涙目のしょお。
かわいいしょおを見つけた。
さっきまであんなに男前だったのに、こんなに色っぽくなっちゃって。
おいら、
我慢できなくなりそうだ。