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寺院~気象系中・短編集~

第1章 スーパーハウスキーパー松本【バンビズ】

翔「電話あったから帰るわ智くんごめんねありがとう!二宮くんもありがとうね!」

智「また追い出されないようにね~(笑)」

和「もう智! 気をつけて帰ってくださいね!」

“仲良いな”なんて思いながら智くん家を後にした。
それから手ぶらで帰るのもあれだと思って酒とケーキを買って帰ることにした。



翔「た、ただいま...」

...!!!!!!!

な、なんということでしょう。
足の踏み場も無かったリビングに、何と足の踏み場ができています。

頭の中でビフォーアフターのナレーションが流れるほど綺麗になっていた。

翔「...」

潤「どうですか?今日はまだリビングしかできてないですが、他の部屋もどんどん綺麗にしていきますので!」

翔「松本くん...君は天才だ!」

潤「え?」

翔「こんなに綺麗にしてくれて!仕事とはいえ...感動した!」

潤「そ、そこまで誉めなくても...」

翔「これは賞賛に値する、初回ボーナスを出すよ!」

調子に乗った俺はボーナスを出すと言ってしまった。
ボーナス出すほどの余裕はないのに。

潤「嬉しいです!」

翔「はぁ...綺麗だなぁ…
あ!そうだ!ケーキ買ってきたんだ、食べない?」

潤「いいんですか?」

翔「ああ、これから一緒に生活していくんだもっと松本くんのこと知りたいしケーキ食べがてら色々話そう」

潤「はい!」

松本くんのキラキラ笑顔を少し可愛いと思ってしまった自分が居たが、気づかない振りをした。

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