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和は冷静そうにそう言うけど、
俺はわかってる。

恥ずかしがってることを。

ずっと一緒にいて知ったこと。
照れると耳だけ赤くなること。


「でも…今抱いたら、和のこと…
めちゃくちゃにしちゃうかもしれないよ…」


俺は和の頬を撫でた。


今抱いたら、俺、何するかわかんない。

和が好きで堪らなくて。
全部が欲しくて。

めちゃくちゃに抱いてしまうかもしれない。


和のことは大切にしたい。

だから今ヤるわけには…


理性が壊れてしまう前にと、
和からゆっくりと離れた。

そんな俺の服を和の小さな手が掴む。

ﾊﾞﾁｯと目が合って。
その目は、俺を下から見上げて濡れていた。


「いいよ…抱いて…

俺を、めちゃくちゃにして…？」


そう言った和に、
確かに、何かが切れた音がした。

それは理性を保っていた命綱。

いとも簡単に切れてしまった。


俺は和の潤んだ瞳を見つめながら、
吸い込まれるようにキスをした。

何度も角度を変えて。
でも今の俺には物足りなくて。


そう思った時、和の口がうっすらと開き
その隙間に無理やり舌をねじ込んだ。

熱い舌と舌が水音を立てながら絡まりあい、
心なしか和の目もトロンとしている。


和を支えていた腕を、
顔の横に突き再び深いキスを繰り返した。

和の口の端から涎が垂れているのも
気にせず、ただ夢中で和の口腔を這い回る。


ベッドに突いていた手を胸元に移動させ
突起を見つけ、ｺﾘｺﾘと弄る。


「っふぁ…ん…ふ…っ…あぁ…」


さっきから漏れていた吐息とは別に、
キスの隙間に交ざる、耳を貫く声。


その声に、またひどく興奮して
唇を胸の突起に移動させた。


ﾁｭｯと吸い付くと、身体をﾋﾞｸﾝと跳ねさせ
全身でその快感を示していた。


「んぁっ、ふ…あ…んんっ…」


口を遮るものがなくなって、
ダイレクトに伝わってくる喘ぎ声。


俺の息子は完全に膨らみきっていて。
和のも同じように反り勃っていた。


「あぁっ、んっ…じゅん、く、はぁっ…ん…」


俺を呼ぶ声、愛おしい。

可愛い。

鼻の奥がツンとなって、
俺はまた和の柔らかい唇にキスを落とした。