
×××だけのプリンス
第3章 S&M ファイナルゲーム
あれから数日が経った。
俺はまだ、潤を家に誘えていない。
何しろ潤は、忙しい。
いっつも誰かと飲む約束をしていて、
俺の家に来れるくらい暇じゃない。
しかも最近は雑誌の撮影とかも増えたらしい。
俺も、ドラマの最終回が近いこともあって、
その宣伝のための収録や撮影が増えた。
お互い忙しくてなかなか予定が合わない。
そんなストレスを解消するために
俺はニノを俺の家に呼び出した。
ニノを待っている間、
少しずつだけビールを煽る。
缶のビールを丸々1本飲み干すくらいの時に
ピンポーンと軽快にインターホンが鳴った。
その音に、俺は持っていた缶をゴミ箱に捨て
小走りで玄関に向かった。
「いらっしゃい。」
ドアの向こうからニノが顔を見せる。
灰色の、少し大きめのパーカーを着て
マスクをしたまま俯いている。
ポケットに突っ込んだ手はそのままに、
俺がドアを開けてあげてニノが部屋に入る。
「とりあえず、ビール飲む?」
ソファに座ってマスクを外したニノに
黄色の文字の缶を見せながら問いかける。
「…うん、ありがと。」
ニノのその返事を聞いて、2本の缶を手に
冷蔵庫を閉め、ニノのいるソファに歩く。
ニノにその缶を手渡し、
そのままソファには座らず、その下に座る。
俺はビールのプルタブをプシュッと開け、
手をクロスしてニノの方に向ける。
カンッと缶がぶつかり、ニノの小さな
乾杯の声が聞こえた。
「お疲れ〜」
ニノにそう声をかけ
一気に半分くらい喉に流し込む。
ぷはぁっとおっさんみたいな…
おっさんだけど。
そんな声を出して缶を机に置く。
キッチンからおつまみをいくらか出してきて
暫くはテレビを見ながら、喋りながら
そのビールを何本か飲み散らかした。
俺はまだ、潤を家に誘えていない。
何しろ潤は、忙しい。
いっつも誰かと飲む約束をしていて、
俺の家に来れるくらい暇じゃない。
しかも最近は雑誌の撮影とかも増えたらしい。
俺も、ドラマの最終回が近いこともあって、
その宣伝のための収録や撮影が増えた。
お互い忙しくてなかなか予定が合わない。
そんなストレスを解消するために
俺はニノを俺の家に呼び出した。
ニノを待っている間、
少しずつだけビールを煽る。
缶のビールを丸々1本飲み干すくらいの時に
ピンポーンと軽快にインターホンが鳴った。
その音に、俺は持っていた缶をゴミ箱に捨て
小走りで玄関に向かった。
「いらっしゃい。」
ドアの向こうからニノが顔を見せる。
灰色の、少し大きめのパーカーを着て
マスクをしたまま俯いている。
ポケットに突っ込んだ手はそのままに、
俺がドアを開けてあげてニノが部屋に入る。
「とりあえず、ビール飲む?」
ソファに座ってマスクを外したニノに
黄色の文字の缶を見せながら問いかける。
「…うん、ありがと。」
ニノのその返事を聞いて、2本の缶を手に
冷蔵庫を閉め、ニノのいるソファに歩く。
ニノにその缶を手渡し、
そのままソファには座らず、その下に座る。
俺はビールのプルタブをプシュッと開け、
手をクロスしてニノの方に向ける。
カンッと缶がぶつかり、ニノの小さな
乾杯の声が聞こえた。
「お疲れ〜」
ニノにそう声をかけ
一気に半分くらい喉に流し込む。
ぷはぁっとおっさんみたいな…
おっさんだけど。
そんな声を出して缶を机に置く。
キッチンからおつまみをいくらか出してきて
暫くはテレビを見ながら、喋りながら
そのビールを何本か飲み散らかした。
