
×××だけのプリンス
第3章 S&M ファイナルゲーム
いよいよ今日がやってきた。
仕事をテキパキとこなし、
みんなほとんど同じ時間に終わった。
楽屋からニノと潤が一緒に出て行くのを見ると
また口角が上がりそうになる。
雅紀も出て行くのを見届けると
俺は智くんに近寄った。
「ねぇ智くん。なんかあった?」
「えっ!?な、なんで?何もないよ…」
妙に焦っている智くんに顔を近付けた。
「ほんとに…?じゃあニノに言ってもいい?」
智くんは俺の手をバッと掴む。
ほんと、ニノの話題を出すとダメなんだから…
「わかった。言う、言うから。
一緒にニノん家まで行こう…?」
智くんに誘われ、局からそのまま
ニノの家に車を走らせた。
「俺、ニノとヤっちゃった。」
は?
何言ってんの?ニノは俺の…
「何を?」
焦っているのを隠すかのようにそう聞いた。
「だから…セックス。」
智くんがあまりにも正直に言うものだから
運転しながらブッと吹き出してしまった。
「いや、いつ?どこで?どうやって?」
問いつめるように聞くと
下を向いて話し始めた。
「ニノがトイレにいて、その…勃ってて。
厭らしく助けを求めるもんだから、つい…」
あの時か…
俺は大袈裟にため息をついた。
「智くん、あとでお仕置き~」
その時の智くんは、少し嬉しそうにも見えた。
ニノの家の前には雅紀もいて、
中ではすでにニノ達が飲んでいるようだった。
「あ…ねぇ、翔ちゃん。何するつもりなの…?」
不安そうに眉を下げる雅紀の
耳元に口を寄せた。
「ちょっと待って」
俺はポケットから携帯を取り出し、
ニノ宛てのメールを書いた。
『今から俺の指示に従ってね。
①お酒を取りに行くフリをして玄関に来て。
②ドアを静かに開けたら俺が睡眠薬を渡す。
③お酒かおつまみにそれを混ぜて潤を眠らせる。
頑張って!何をするかは後でね。』
俺は書いたメールを雅紀達に見せて
送信ボタンを押した。
しばらくしてニノがドアから顔を見せる。
右の口角をあげて、持っていた睡眠薬を渡した。
ニノはそれを受け取って
また中へ戻っていった。
仕事をテキパキとこなし、
みんなほとんど同じ時間に終わった。
楽屋からニノと潤が一緒に出て行くのを見ると
また口角が上がりそうになる。
雅紀も出て行くのを見届けると
俺は智くんに近寄った。
「ねぇ智くん。なんかあった?」
「えっ!?な、なんで?何もないよ…」
妙に焦っている智くんに顔を近付けた。
「ほんとに…?じゃあニノに言ってもいい?」
智くんは俺の手をバッと掴む。
ほんと、ニノの話題を出すとダメなんだから…
「わかった。言う、言うから。
一緒にニノん家まで行こう…?」
智くんに誘われ、局からそのまま
ニノの家に車を走らせた。
「俺、ニノとヤっちゃった。」
は?
何言ってんの?ニノは俺の…
「何を?」
焦っているのを隠すかのようにそう聞いた。
「だから…セックス。」
智くんがあまりにも正直に言うものだから
運転しながらブッと吹き出してしまった。
「いや、いつ?どこで?どうやって?」
問いつめるように聞くと
下を向いて話し始めた。
「ニノがトイレにいて、その…勃ってて。
厭らしく助けを求めるもんだから、つい…」
あの時か…
俺は大袈裟にため息をついた。
「智くん、あとでお仕置き~」
その時の智くんは、少し嬉しそうにも見えた。
ニノの家の前には雅紀もいて、
中ではすでにニノ達が飲んでいるようだった。
「あ…ねぇ、翔ちゃん。何するつもりなの…?」
不安そうに眉を下げる雅紀の
耳元に口を寄せた。
「ちょっと待って」
俺はポケットから携帯を取り出し、
ニノ宛てのメールを書いた。
『今から俺の指示に従ってね。
①お酒を取りに行くフリをして玄関に来て。
②ドアを静かに開けたら俺が睡眠薬を渡す。
③お酒かおつまみにそれを混ぜて潤を眠らせる。
頑張って!何をするかは後でね。』
俺は書いたメールを雅紀達に見せて
送信ボタンを押した。
しばらくしてニノがドアから顔を見せる。
右の口角をあげて、持っていた睡眠薬を渡した。
ニノはそれを受け取って
また中へ戻っていった。
