君の愛しい玩具
第1章 我が儘な王様
「メデル君…これ――――…」
僕は、メデル君の手元に…高天学園の入学書類を置いた――――…
「―――――…」
メデル君は、チラっと書類を見て…また、気だるげに…外の景色を見始めた
「///僕は…南第一高校に入学が決まっていたのに―――――…なんで…高天学園へ入学する事になっているんだよ!
メデル君の仕業――――…?」
僕は、少し苛立ちながら…メデル君に言い寄る!!
すると―――…ピクリと、反応したメデル君が、高天学園の書類を手に――――…
僕を見て笑った――――…
「ここに受かったんだから…入学するのは当たり前だろ?
ここは、一流の教員が揃ってるから、羨ましい―――って、イトシだって言ってたじゃないか?
だから、滑り止めの高校には辞退の連絡するに決まってるだろ??!」
「///そ、それは…僕がまだ…小学生の時の話しだろ?
中学から私立って―――…お金がかかるなんて、知らなかったから///」
僕は、確かに…メデル君の通う学校の制度や学習レベルが羨ましかった…
勉強…好きだったし…
確かに!言ったけど―――…
「だからって…
勝手に…南第一高校を入学辞退するなんて―――…酷いよ…」