君の愛しい玩具
第1章 我が儘な王様
彼はすでに…高天学園の中等部で…
高等部に進級するだけだ――――…
一応…高等部に一般試験で入ることは可能だが――――…
学力のレベリだけでなく…家瓦も審査の対称になるのは知っていた…
だから…僕が受かる訳が…本当はないはずなのに…
受かってしまったのは―――――…彼の存在があったからかな?と、勘ぐっていた…
「―――…っと、中学卒業したんだよな?おめでとう…なのか?」
メデル君は、頭がいいし!スタイルもいい…
だが、何せお坊っちゃまだ…
世間のお子様とは、感覚が違う…
で、庶民の一般常識を学ばせるために…彼の遊び相手に選ばれたのが――――…僕だった…
父親同士が、仲が良かったのもあるが…
僕の父の会社は…彼の家や会社が大きな取引先でもある…
父も…断り難かったのだろう…
遊び相手と言うか…
僕は、彼の―――…生きた玩具?見たいな存在となってしまった…
ほとんど…下僕だ…
それは、中学に入ってからも変わらず…
メデル君は、僕を呼び出しては…連れ回す…