
君の愛しい玩具
第5章 黒騎士と白騎士
注文カウンターに並んでいると…隣にいた長瀬君がツンツンと僕の肩を肩でつつく…
「ん?何?」
「―――…自分で取りに行かないのか?メデル様は」
あ~…何の違和感もなく…メデル君のを一緒に頼んでた…
「あ~、これが自然になってた…」
長瀬君は、苦い顔をしたが…真顔になり…メデル君の様子をチラリと見た…
「…辛くなったら…言えよ?」
「―――…う、うん……?」
…これくらい…持てるし―…辛く無いのに…
変なことを言い出す長瀬君に僕は、少し可笑しくて笑ってしまった!
