君の愛しい玩具
第1章 我が儘な王様
そう――――…
何のイタズラか…
僕の名前は、漢字一文字で
“愛”
と、書くのだ――――…
父親同士は、互いの息子が名前の字が一緒だったことで…面白がり…
僕たちを会わせた…の、かもしれない…
幼かった僕たちは…
あっと言う間に、仲良くなり…親友になった―――…
なのに――――――…いつからだろう…
メデル君が、僕に意地悪になったのは―――…
まてよ?最初から…イジワルだった気もする…
だが、今は、そんな事!ど~でもいい!
メデル君が、僕に何をしたいのかが解らない!!