君の愛しい玩具
第13章 師匠とビジネス!
「俺も、天文部です――――…今回は、無理な提案を受け入れて頂きありがとうございます」
メデル君は、ピンと背筋を伸ばし――――…礼儀正しく頭を下げる…
「ハハハ!いいって――――…そんなに堅苦しくしなくても…僕は、まだまだ未熟な技術者だから…オファーがあれば何処にでも伺いますよ?」
山越さんは、熱々のドリアを何度もフーフーして、食べる…なんとも可愛らしい人だった…
雑誌で見るより小柄で…ちょっぴり天然な発言がチラホラ見え隠れもした…
でも、僕はこの憧れの山越さんが目の前にいることに舞い上がり!!!
緊張で…喉がカラカラになっていくのが解った――――