君の愛しい玩具
第15章 【最終章】完成は〇〇年後?!
その日から…
山越さんの提案が頭を駆け巡り――――…
どうしたらいいか解らず……眠れない日々を過ごした
「……おい、………おい!イトシ!?」
「はっ、はい?」
屋敷の自室で課題を広げながら…指が動いていなかった
メデル君に呼び掛けられ…やっと我に返る
「………あ…ごめん、何?」
「何って……イトシ、最近のお前変だぞ?眠れてもいないだろ?欲求不満か?」
ドキンとした――――…
最近忙しくて…ベッドを共にしていなかったが――――…
ハグしたりキスしたりで欲求は満たされる――――…
何年か前に…禁欲で箍が外れた事があったが…あれ以来…大丈夫だし