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「…イトシ――――…」



僕は、メデル君の前に正座をした…




ちゃんと向かい合って――――…話さないといけない内容だと思うから



メデル君も、僕の正座につられてか…体を起こ向かい合う形になった







「―――――メデル君…僕ね、卒業後の進路を決めたんだ…聞いてくれる？」







メデル君の表情がグッと固くなった








「――――…卒業後は…


メデル君の側で…メデル君のために働きたいんだ…

轟さんの様に…秘書としてメデル君を支えたいだ…」








「――――え……イトシ…お前、山越さんに誘われてたよな？卒業後…一緒にヨーロッパに行かないかって！！


な、何で！？


お…俺は、てっきり――――…イトシは夢を手に入れたんだとばかり…だから…なんで？？」





メデル君は、僕が山越さんと一緒にヨーロッパに行くのだとばかり思っていたらしく…


目を見開き驚いていた