
君の愛しい玩具
第18章 【番外編②】僕の愛しいご主人様②
「イトシ、そんな怖い顔すんなよ…俺だって、闇雲に指輪渡したり…後継ぎの件で大丈夫だなんて言わねーよ」
「///それは、知ってる!!!メデル君は、強引だけどちゃんと、全て考えてくれていた!それは、僕が1番よく知ってる!!でも――――…」
メデル君は、僕を撫でると――――…「だろ?」と耳元で囁いた
そう、メデル君はいつも…そうだった
ちゃんと、考えているし……無謀な行動の裏にはちゃんとした理由があった――――…
「――――むちゃ…してない?僕は、メデル君が…おじさま達に絶縁とかされないかが心配なんだ」
「――――大丈夫だ、さぁ…時間だ…出掛けようぜ」
僕は、時計を見る
だが…会社は今日は休みで予定はないはず
「出かけるの?」
「あぁ、泣き腫らした目…冷やす時間無いけど…顔洗って出発だ…」
メデル君は、僕の肩をポンポンと叩きベッドを出た
何処に行くのか、解らないが僕の左薬指にキラリと光る指輪が「大丈夫だよ」と言っている気がした
