
君の愛しい玩具
第18章 【番外編②】僕の愛しいご主人様②
田舎の農家と言う雰囲気が強いその家は、内装も外見を裏切らない雰囲気だった
「メデル様……わざわざありがとうございます」
僕たちが居間に入ると、年配の男性が僕たちに頭を下げた
「いえ、俺の我が儘を聞いてくださってもらい感謝しているくらいですから」
「いや、我々も――――この年だ…メデル様の申し出は…ありがたい事なのだと…家内も納得しております」
「ありがとうございます…石松さん――――」
メデル君は、石松さんに頭を深々と下げた
と、僕はその時気がつく――――…石松さんの膝に…小さな赤ちゃんがスヤスヤと寝息をたてて要ることに…
「―――――あ…あの…」
「…ぁぁ…、メデル様…この方ですね、あなた様が愛し添い遂げたいと願った方は」
石松さんの口から次から次へと出てくる恥ずかしい単語の数々に――――…僕はうつ向いてしまう
「ほほほ、なんともメデル様の言うように…かわいい方ですね!若いときの婆さんを思い出しますよ」
「///あら、お爺さんったら」
台所からお茶を持ってきた女性が僕たちの会話に恥ずかしそうに笑っていた
「――――…この子に家族が出きる…我々は、この子の唯一の近い親族だが…年を取りすぎた――――…子育ては無理じゃ」
石松さんに抱かれながら寝ている赤ちゃんは、生後…3ヶ月ぐらいの本当に小さい子だった
