
君の愛しい玩具
第18章 【番外編②】僕の愛しいご主人様②
石松さんから、優しく手渡された赤ちゃんは…暖かく
凄く…軽かった
でも――――…命の重みは…この世の何よりも
重かった
「///――――…可愛い――――…なんて、可愛いんだ…
石松さん…この子の名前は?
お包みから見て…女の子の様ですが…」
「愛加(アイカ)――――愛を加えると書いて…愛加と言います」
「愛加――――…」
僕は、その子の名に――――…目を丸くした
「メデル君……これは――――…」
「あぁ…運命だったんだ――――…俺達は…この子に会う…運命だったんだ…」
僕は、うなずき――――…涙を流した
「愛加――――…初めまして…今日から貴女の家族になります…
イトシです――――…【愛】と書いてイトシと読みます」
すると、石松さんは驚いた顔をする……
大の男が泣いているのも、そうだが…
【イトシ】の漢字名に…驚いたのだろう…
「メデル様…あなた方も…運命だったのですね…」
メデル君は、「えぇ…」と僕と愛加を見つめ微笑んだ
