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君の愛しい玩具

第18章 【番外編②】僕の愛しいご主人様②


朝食を食べ――――…



僕たちは、ある場所に向かった






「お爺ちゃん!お婆ちゃん!!」



愛加は、七五三の着物に着替えバッチリセットした姿にも関わらず手を振る石松さんに駆け寄る




そう、今日は愛加の七五三詣りの日



綺麗に着飾った姿で、石松さん夫婦に会いに来たのだ


「お~!愛加――――…今日は、凄く可愛いぞ?」


「本当にお人形さんみたいだこと」




石松さんと奥さまはご健在だが――――…奥さまの方は認知症が緩くではあるが進んでおり…物忘れが酷くなっている


しかし、今日は大丈夫らしく愛加の着物姿を喜んでくれた


「お爺ちゃん、お婆ちゃん!写真!写真!」




「はいはい、そう…急かさないでおくれ」



石松さんは、悪い足を引きずりながら孫の笑顔に無理をする



「石松さん…無理しないでくださいね?時間はたっぷりありますから」



「イトシさん…ありがとう」



七五三のお参り先で写真は撮るつもりだが…



石松さんと奥さまには外出は難しかったらしく、それを聞いた愛加が施設に出向き晴れ姿を見せたいと言い出したのだ



お参り先には、メデル君の両親と僕の両親が待っててくれている



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