君の愛しい玩具
第18章 【番外編②】僕の愛しいご主人様②
「メデル様…ありがとうございます…私たち夫婦は正しい選択をしたのだと…愛加の笑顔を見る度に思うのです…」
石松さんは、はしゃぐ愛加を暖かい目で見つめ微笑む
その姿に僕とメデル君も愛加を見つめる
「パパ~!お父様~!早く写真、写真!」
手を振る愛加は今日も可愛い笑顔を振り撒く
石松さんたちと別れて、僕たちは両親が待つ神社に向かう
愛加は、僕とメデル君の間に入り手を繋ぐ
まだ小さな愛加と手を繋ぐと、宇宙人の捕獲状態だが…手を伸ばす愛加の満面の笑みは、宇宙人ではなく天使だ!!
「イトシ…顔がニヤけてるぞ?」
「///えっ!そ、そう?」
「愛加の着物姿、可愛いなぁ~って、思ったら嬉しくて」
「ん?パパも着たかった?」
顔をあげて僕を見る愛加は、僕も着物着たかったのかと聞く
「お!イトシの着物姿かぁ~!似合うかもな!!男物もいいけど――――…振り袖とかも、似合うかもな」
「パパも愛加とお揃いの着物~!」
はぁ?男物は解るけど――――…
振り袖ってなんだよ!!?
「流石に――――愛加とお揃いは…似合わないよ~」
すると、メデル君と愛加は顔を見合わせて…
「え?パパ絶対似合うよ?ね?お父様?」
「お?愛加もそう思うか?パパは、絶対似合うよなぁ~」