君の愛しい玩具
第19章 【番外編③】僕の愛しいご主人様③
「――――…喜んでくれると思ったのに…」
僕は、着物の裾を愛しそうに撫でるメデル君にため息がでる
「――――…わざわざ…作ったの?もう、変な所でサプライズしなくていいのに」
少し酔っているメデル君は、いつもより甘えん坊になるのは承知のうえだが……
そこまで…あからさまにシュン…と、されるとほっとけなくなる…
「……い…1回だけなら…着てあげようか?」
負けた…
「マジで!?」
ほら、その笑顔――――…弱いんだよなぁ…
僕は、結局――――…愛加とお揃いの着物を着ることになった