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君の愛しい玩具

第1章 我が儘な王様


『イトシか?』


!!



僕は、受話器から聞こえてきた声に!息を飲んだ…




「メデル…君?」



体が固まったが…声まで固まった僕は…



部屋の窓から…外を見た―――――――…




『迎えに来たから、出てこい――…』




「え…今から?」



外には、すでに…我が家の入り口に横付けされた…黒い高級車が見える…




『出掛けるんだから…早くしろよ』




メデル君は、そう言うと…


電話を切った――…

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