君の愛しい玩具
第21章 【番外編・最終章】小さな始り大きな宇宙(そら)
「――――…イ…トシ?」
「あ――――…ごめん、起こしちゃった?」
目を覚まし、体を動かしたのがメデル君に伝わったのか…起こしてしまったようで
僕は、寝ぼけているメデル君に謝る
「――――いや、大丈夫…今な…夢を見ていた」
ドキンとした!
同じ夢だったりして――――…なんて、メルヘンチックな事を思ったからだ
「――――…メデル君…どんな夢?」
僕は、メデル君の胸に頬を寄せ瞳を閉じた
「――――…あ、ぁ~…///初めてプラネタリウムを見に行った時の夢――――…
俺もイトシも…小さかった時の夢」
「///本当に?――――…僕も…見た――――プラネタリウムの夢」
僕は、メデル君の言葉にハッと体を離し驚いた!
「イトシも見たんだ――――…愛加にあらこれ聞かれせいだよな……
思い出して――――凄く幸せな気分になったよ」
メデル君は、僕を抱き締めると優しく唇を重ねた