
君の愛しい玩具
第4章 獅子の崖
そっと触れたタオルを眺めながら―――…
僕は、子供扱いされていることにふて腐れる…
「…///長瀬君…?も~…いくら背が低いからって、からかわないでよ」
「あっ??!///わっ、、ご…ゴメン!!」
僕に注意された長瀬君は、慌ててタオルを手放し!僕から距離を取った――――…
「ご…ゴメン……なぁ…花田…」
「ん?何?」
僕は、長瀬君のモジモジとした態度を横目に…
床に落ちたタオルを拾い…ワイシャツの水をタオルに吸わせた―――――…
「……お前…女…とか、じゃ無いよな?」
「………はぁ?男だけど?長瀬君…大丈夫?」
僕は、長瀬君の発言に呆気に取られたが…
長瀬君は、顔を真っ赤にして…僕を見ている…
「///だよな、男子の制服だし―――…名前…だって…“イトシ”だしな…」
可笑しな事を言う長瀬君に、僕は当たり前だと―…制服を着直す…
いくら…背が低いからって…
“女か?”は、笑える――――…
