
君の愛しい玩具
第4章 獅子の崖
薬も効いてきたのか…胃痛もおさまってきた僕は、医務室を後にした…
時計は…すでに下校時刻になっていたらしく…
廊下は、帰宅する生徒が沢山いた!!
「///え、ホームルーム…終わったの?ゴメン長瀬君…付き合わせちゃって!!」
慌てて教室に、行くと…僕と長瀬君の席にはプリントが、置かれ…クラスの大半が下校していた…
「あ、花田君…大丈夫?ホームルーム終わったけど…今日は、明日からの時間割ぐらいしかお知らせ無かったから…」
まだ、教室にいた真面目そうな女子が僕達に話しかけてくれた…
「あ、ありがとう…え~っと…」
「城島…です…城島 茂子(ジョウシマシゲコ)よろしく」
あ…この子――――…
「V6の―――…」
「「TOKIO」」
「――――…ハモってやんの…」
城島さんは、顔を真っ赤にしていたが…僕と長瀬君は、大笑いした――――…
