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君の愛しい玩具

第4章 獅子の崖


「――あ、今――…」


と、鞄に慌ててプリントを積めると…僕は、長瀬君と城島さんに挨拶そこそこに、教室を出た――――…


教室を出ると――――…


凛とした姿で廊下を歩くメデル君の後ろ姿がそこにはあった―…


僕とは違い――…高天学園の制服をビシッと着こなし…


周りの視線をもろともせず歩く姿は――まさに…


百獣の王


全ての物が彼に権威をはらう――…



僕は、メデル君の後ろ姿に…着いて行けるのか…


心配になる――――…






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