
君の愛しい玩具
第4章 獅子の崖
「―――…随分…楽しそうだな…早速…お友だちでも出来たか?」
腕を掴まれたまま…僕を見下ろすメデル君の顔は…
いつもと違って――…苛立ちが目立つ…
「///う、あ―…異様な雰囲気だったけど…長瀬君が話しかけてくれて―――…」
僕は、長瀬君の優しさに…気持ちが楽になったことを言いたかったが…
話の途中で―――…腕にピリッと痛みを感じた…
メデル君が、僕の腕を…更に強く握り始めたのだ!!
「///っ、痛い―――…や…!」
僕は、キリキリと食い込む…メデル君の指から逃れようと…身を捩る―――…
